キャリアパス

Career Path

KPMG FAS

M&Aのあらゆる局面で、付加価値を提供する

当社の「M&A・戦略コンサルタント」の仕事は、経営戦略の策定や対象企業の選定から、デューデリジェンス、バリュエーション、価格交渉、そしてM&A成立後のPMIの実行に至るまで、M&Aに関するすべてのフェーズにおいてクライアントに専門的なアドバイザリーサービスを提供することです。
そのため、M&Aがどのような流れで進行し、それぞれのフェーズにおいて具体的にどのような業務プロセスがあるのか、全体像を把握することが不可欠です。よって新卒入社の方は、実際に様々なM&Aプロジェクトにアサインされ、OJTを通じてM&Aの各フェーズのプロセスを学んでいきます。

KPMG FAS

「M&A・戦略コンサルタント」として一人前になるまでの数年間は、このように複数のプロジェクトに携わりながらM&A全体の知見とコンサルタントとしてのスキルを磨き、キャリアアップしていくことになります。

専門性を極めるための、2つのアプローチ

「M&A・戦略コンサルタント」としてのキャリアを磨いていくうちに、自分が得意な分野、力を入れて取り組みたい業務などが出てくるでしょう。
自分自身の専門性を極めるためのアプローチは、大きく分けて次の2つが考えられます。

① 特定のプロセスにフォーカスする

例えば、デューデリジェンスやバリュエーションなど、M&Aのある特定のフェーズにおける業務分野への専門性を極める、という方向性です。「業界・規模などを問わず様々な案件に対応できるデューデリジェンスのスペシャリスト」といったように、特定のプロセスを深掘りしていくキャリア形成です。

② 特定のセクター(業界)にフォーカスする

特定のプロセスではなく、特定のセクター(業界、インダストリー)に特化してキャリアを磨いていく、というアプローチです。例えば、「製薬業界のM&A全般に詳しい」「ITベンチャーのM&Aに強みがある」といったように、特定の業界や分野へのスペシャリティを極めていくキャリア形成です。

個人の強みや個性を活かすことが基本

しかしながら、これらの2つのアプローチは、キャリアアップの制度として設けられたものではありません。そのため、例えば「IT業界の特にバリュエーションに非常に詳しい」などさらに分野を絞ったケースや、反対に「非常に幅広い業界に強みを持つ」といったケースなど、キャリア形成は様々な形が考えられます。

当社では、能力やスキル、経験、今後挑戦したいことなど、各個人の強みや個性を活かし伸ばしていくことを重視しています。M&Aは案件によって様々な特長があり、必要とされる知見も異なります。またM&Aは、一人で行うものではなく、様々な分野のスペシャリストからなるチームを編成して取り組みます。
つまり、人材の多様性が極めて重要であり、またそれが当社の強みでもあるため、固定化されたキャリア形成の仕組みではなく、個々人に合わせた柔軟なキャリア形成を可能とする仕組みづくりに努めています。

キャリアステージ

各個人のスペシャリティの形成とは別に、キャリアを重ね一定の要件を満たすことで、次のキャリアステージ(いわゆる役職)へとステップアップしていきます。
各キャリアステージには、それぞれ組織・プロジェクト・チームのマネジメントに関する役割やミッションが定義づけられており、それに応じた行動と成果が厳しく求められます。

KPMG FAS Junior Associates / Analyst
  • 上位者の指示に基づき、タスク単位での自己管理をしながら、能動的に作業を推進する
Senior Associates / Associates
  • プロジェクトで定められたスコープ、成果物に基づくタスクを、作業を含め、自律的に確実に遂行する
  • 下位メンバーを教導しながらタスクを推進し、一領域のマネジメントを担う
Senior Manager / Manager
  • 複数または大型のエンゲージメントデリバリーの遂行をメインミッションとして、計画的かつ高品質にエンゲージメント遂行する
  • プロジェクトメンバー一人一人のキャリアパスを理解し、定期的なフィードバックを通じた具体的な課題とスキル向上に向けた指導
Director
  • 担当するセクター/アカウント及びサービスラインを越えて、ファーム全体の成長や利益のために優れたバランス感覚を発揮する
  • メンバーが目指すべきロールモデルとなる
Partner / Managing Director
  • 組織全体のマネージメント、経営を担う