新入社員座談会

Talk Session : Freshers

KPMG FAS

1年目の挑戦と成長、そしてまなざし。

KPMG FASの国内新卒採用1期生となる2022年入社の社員のうち、3名が集まり座談会を開催。自身の就職活動のことと、入社してからの1年間を振り返りました。ぜひ皆さんの就職活動成功につながるヒントを見つけてください。

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長木 翔吾Shogo Nagaki

リストラクチャリング
ジュニアアソシエイト

2022年入社。商学部経営学科卒。穏やかな人柄の社員が多い社風が自分に合うと感じて、KPMG FASに入社。大阪出身。5歳のときに目の前で優勝を見て以来の、熱烈な阪神タイガースファン。

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沈 ヘレンHelen Shim

トランザクションサービス
ジュニアアソシエイト

2022年入社。宗教学部・経営学部卒。韓国出身。海外で働きたいと考え、日本企業を志望。OJTでローテーションできる制度に魅力を感じてKPMG FASに入社する。ダンス、映画、ハイキングと趣味は多彩。

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塚崎 航Wataru Tsukasaki

コーポレートファイナンス
ジュニアアソシエイト

2022年入社。商学部商学科卒。北海道出身。専門性を身につけようと大学4年から会計士の勉強を始め、卒業後に公認会計士試験に合格。会計士採用としてKPMG FASに入社。週末はサウナでリラックスして過ごす。

社風とのマッチングが入社の決め手に

── 皆さんの就職活動とKPMG FASの入社動機を教えてください。

長木 私の実家は大阪の下町で工場を経営しています。将来、家業を継ぐかどうかは現時点ではわかりませんが、何らかの形で経営の力になれたらと思い、コンサルタントを志望しました。

塚崎 親思いで、素晴らしいですね。私は会計士採用で入社したのですが、そもそもは大学3年生から始めた就活で自分の将来を考えたことがきっかけでした。社会に出て行くにあたって、何らかの専門性を身につけておきたいと思い、4年生になってから会計士の勉強を始めました。

長木 それは思い切った決断でしたね。

塚崎 そうですね。それで卒業後も会計士の勉強を続け、公認会計士試験に合格してから就活を再開しました。

 私は韓国で育ちましたが米国生まれということもあり、就職するなら海外でと思っていました。具体的には日本かシンガポールの会社が希望でした。

塚崎 グローバルに活躍したいと。

 そうですね。日本に決めたのは、グーバル企業の本社が多く、経済規模も大きいからです。韓国との距離も近くて家族といつでも会えるという点も、日本を選んだ理由です。

長木 塚崎さんは会計士試験に合格されたとのことですが、監査法人や会計事務所への就職は考えなかったのですか。

塚崎 確かにそのまま監査法人に入るのが一般的だと思います。けれども私は監査の仕事よりも、クライアントに伴走しながら一緒に前に進んでいく仕事がしたいと思いました。それでコンサルティングファームを志望しました。

 私も同じです。当初は金融業界に興味があったのですが、何か付加価値を生み出す仕事がしたいと思い、コンサルタントを志望するようになりました。それで米国で開催された留学生向けセミナーに韓国から参加し、コンサルティングファームを中心に面接を受けました。

長木 KPMGのことは知っていたのですか。

 はい、知っていました。知人がKPMG FASに勤務していて、私に「M&Aに興味があるならいいんじゃないか」と教えてくれたんです。

長木 コンサルティングファームって、会社によってぜんぜんカラーが違いますよね。私は他のファームからも内定をいただいたのですが、社風がまるで違うことに驚きました。

塚崎 KPMG FASに決めたのも、会社のカルチャーに惹かれたからですか。

長木 はい。事業再生・事業変革に取組めること、クロスボーダー案件が多いことも入社動機となりましたが、どんな人と一緒に働くかが重要だと思っていました。その点KPMG FASはパートナーとの面接でもフランクに話せたし、こういう穏やかな方々と働くのが自分に合っていると感じたんです。

 確かに面接ではじっくりと話を聞いていただきました。選考するというより、私という人間をしっかり知ろうとする姿勢が印象深かったです。

塚崎 私もお2人と同じ印象です。会計士採用の枠があったことに加えて、穏やかな社員の方が多いことに魅力を感じました。この印象は入社後も変わりませんね。

 最初の1年間はOJTで複数の部署をローテーションできることも、入社の決め手となりました。どの部署のどんな仕事が自分に合っているかは実際に働いてみないとわからないので、これはとてもいい制度だと思ったんです。1人ひとりの可能性を大切にしてくれる会社だと感じました。

長木 やはり、社風ってとても大事ですよね。

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入社前のグループワークで同期とコミュニケーション

── 入社前にはどんなフォローがありましたか。

長木 私たちは職種はみんな一緒ですが、私は国内採用、沈さんは海外採用、塚崎さんは先ほどもおっしゃったように会計士採用ですね。会社としても新卒を大切に育てたいと考えてくれていると感じます。

 社内はもちろんKPMGジャパンのメンバーファーム内にも外国籍社員は多いので、私も特に違和感なく受け入れていただきました。KPMGはクロスボーダー案件が多いですから、むしろ自分の強みが期待されていると感じます。

塚崎 私は会計士試験合格後の採用だったので、実は他の新卒採用社員より少しだけ早く入社しました。沈さんは?

 私も本来なら秋に入社する予定だったのですが、コロナ禍のためなかなか来日できず、結局、国内の新卒採用の皆さんと一緒のタイミングで入社しました。おかげで同期の仲間ができたという感じがするので、かえってよかったかも(笑)。

長木 コロナ禍だったので、入社前の懇親会もオンラインでしたね。内定期間中に2回グループワークがありましたが、それもオンラインでした。2テーマが出題され、オンラインでディスカッションして成果を発表するという内容です。テーマはクライアントの成長戦略を立案するというものでした。

塚崎 一緒に社会人としてスタートを切る仲間とコミュニケーションできるのは、いいですよね。

長木 ええ、楽しかったですよ(笑)。時々オフラインで集まって、入社前の不安や将来の希望などを話し合えたのがよかったです。

 私は海外採用ということでそうしたグループワークはなかったのですが、オンラインで簿記の研修を受けました。プログラムには豊富なメニューが用意されていて、そこから自主的に選んで勉強するという研修でした。

長木 私もオンラインで簿記とTOEIC®の研修を受けました。

塚崎 私は会計士採用で時期も少しずれていたことや、内定から入社までの期間がそんなになかったので、入社前の研修はありませんでしたが、特にそのことで不安は感じなかったです。むしろ早く入社して社会人としてのスタートを切りたいと思っていたので、早めに入社させてもらえてよかったです。

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OJTで各部署を体験し、仕事のリアルを知る

── では、入社後の研修について教えてください。

塚崎 皆さんと一緒に、入社時新入社員研修を受けました。

長木 最初に受けたのが、2ヵ月近くの座学の研修でした。M&Aの基礎知識やビジネスマナー、Microsoft PowerPointやMicrosoft Excelの使い方など、基礎的な知識やスキルを幅広く学びました。

塚崎 座学とはいえ、実際に手を動かしながらMicrosoft PowerPointを操作することで、実践に役立つスキルが身についたと思います。

 ハードスキルはずいぶん磨けましたね。

塚崎 はい、本音を言えば、この研修はもっと長く受けたかったぐらいです(笑)。

長木 その後のOJTプログラムがスタートした後も、2週間に一度集まって振り返りの研修を受けましたね。このあたりにも、新入社員に対する手厚いサポートを感じました。

 約2ヵ月間の集合研修後には、OJTプログラムが始まりました。これは複数のサービスラインをローテーションして、実際の業務を体験するというものです。OJTプログラムは私の入社の決め手になりましたから、とても楽しみでした。

長木 とてもいい制度ですよね。複数の部署で先輩社員と一緒に仕事ができるわけですから。社内に顔見知りがたくさんできたのも良かった。

 どんな仕事が自分に向いているか、どの部署の雰囲気が自分に合うか、肌感覚でつかむことができるのが嬉しいです。正式配属に際して希望する部署を選ぶときも、OJTプログラムの経験が活かせるのは言うまでもありません。

塚崎 研修期間中にもメンターがついて、フィードバックをもらいました。

 そのフィードバックが決してきつくなくて、むしろ優しいのも、当社らしい点です。

塚崎 通常の業務をこなしながら新人のフォローをするのだから、先輩は大変だったと思うんです。本当に感謝しています。「困ったときはいつでも聞きに来てくれていいから」と言っていただいたり、本当に親身になって接してくれたと思います。

 私は女性の先輩が女子会を開いてくれたのが印象に残っています。多様なキャリアの先輩から話が聞けたし、将来、キャリアについて悩んだときはぜひ相談に乗ってもらいたいと思いました。

塚崎 私もチームのランチなどに誘っていただきました。コロナ禍でもそうした機会を用意していただいたことは嬉しかったです。

長木 私は美味しいお肉をご馳走してもらいました!

塚崎 教育熱心で、面倒見のいい先輩が多いことは、当社の素晴らしい点です。手をかけて育ててくれているんだという実感は、その期待に応えたいというモチベーションにつながります。

長木 ローテーションする中で、ある部署で経験したことを別の部署での業務に活かせたことがありました。こうした発見が得られるのも、OJTプログラムの魅力です。

 部署の垣根を越えた人脈ができることは、このプログラムの大きなメリットですよね。これからの業務にも大いに役立つと感じています。

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プロとしての思考と行動が磨かれた

── 将来について、今考えていることを聞かせてください。また学生の皆さんへのメッセージもお願いします。

塚崎 今はまだ2年目なので、とにかく一人前になることが一番の目標です。私はコーポレートファイナンスに所属しており、公認会計士としての強みを活かしながら、バリュエーションなどの専門知識を磨いていきたいと思います。

長木 同感です。私も今は目の前の仕事に全力で取組んでいるところです。事業と財務の両面について専門性を深めていきたいですね。これからが楽しみです。

 私もチームの足を引っ張らないよう、一生懸命勉強しています。特に会計についての知識を身につけたいですね。将来はM&Aについてさまざまな部門で携わってみたいですし、私の所属するトランザクションサービスは海外のメンバーファームへ出向する機会もあるので、それにもぜひ挑戦したいと思います。周囲には尊敬できる先輩が多く、日々学ぶことがたくさんあります。

塚崎 先輩方と一緒に仕事をすることで、自然とプロフェッショナルとしての思考や行動が身についてきたと感じています。例えば作成資料1つでも、一字一句にしっかりとこだわるようになりました。小さいことかもしれませんが、そんなところにも自分の成長を感じています。

長木 OJTプログラムもあって、1年間という限られた期間内でも幅広い経験ができる点は、当社ならではの魅力ですね。学生の皆さんも社会人になる上で不安があるかもしれませんが、当社の先輩はみんな面倒見がいいので、心配は要りません。

 KPMG FASという社名を聞いたこともないという学生さんもいらっしゃることでしょう。せっかくの就職活動ですから、ぜひいろんな会社を訪ねてほしいと思います。その上で当社にも関心を持ってもらえたら嬉しいです。

塚崎 確かにM&Aは、学生の皆さんにとってはなかなか身近に感じられないかもしれませんね。でもとても奥の深い世界ですし、挑戦してもらえたら嬉しいです。

長木 いろんな会社のインターンシップやセミナーに足を運んでほしいと思います。そうすると会社のカラーや、自分の大切にしている価値観や“軸”が見えてくると思います。こうした採用のホームページもじっくり読み込むと、その会社が大切にしている価値観が浮かび上がってきます。ぜひご自分にぴったり合うファームを見つけてください。

※Microsoft PowerPoint、Microsoft Excelは、マイクロソフトグループの登録商標です。
※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。