社員インタビュー

Interviews

KPMG FAS

未知のマーケットを開拓するために、
一つずつ、努力を積み上げてきました。

佐藤 奈緒Nao Sato

執行役員 パートナー Deal Advisory 公認会計士
2007年入社

大学卒業後、公認会計士として監査法人に勤務し、監査業務やデューデリジェンス業務等に従事。その後、シンクタンク、大手コンサルティング会社を経て、2007年、大阪事務所設立のタイミングでKPMG FASに入社。以来、一貫して関西を拠点に活動を続け、現在は大阪事務所の責任者を務める。

期待を背負って関西市場に進出

夫の米国駐在に伴って、私も仕事を辞めて渡米。子供も米国で出産しました。その後、日本に戻って関西で暮らし始めた頃に飛び込んできたのが、KPMG FAS大阪事務所設立の話でした。
公認会計士としてキャリアをスタートさせた後、監査やデューデリジェンス、財務戦略策定支援、M&Aアドバイザリーなど幅広く経験を積んできた私は、いずれはそれらの知見を活かせるようなフィールドに戻りたいと考えていましたから、最高のチャンスだと考えて、大阪事務所開業メンバーの一人として参画することを決めたのです。
まったくの白紙の状態で立ち上がった事務所でしたから、まずは自分たちが食べていくための仕事を探すようなところから始めました。あずさ監査法人をはじめとするKPMGのグループ各社の方にお客様を紹介していただいたり、金融機関にお願いして取引先を開拓したり。新聞を開いてM&A関連の記事が掲載されていたら、その会社に電話をかけてアポイントを取り、訪ねていったこともありました。KPMG FASにとって関西は初めてのマーケットでしたが、幸いなことに上場会社の間ではKPMGのブランド力は低くはありませんでしたから、アポイントそのものを取ることにあまり苦労はしませんでしたが。
ただ今振り返れば、あの頃はやはり大変だった思い出ばかりです。アポイントそのものには苦労しなかったとは言うものの、企業の担当者様に会ってはもらえても、なかなかビジネスには至りませんでした。立ち上げから5年間はそんな状態で、できたばかりの事務所を何とかしなければという思いだけで、がむしゃらに走り続けました。

KPMG FAS

ある出会いが、事務所発展の礎に

設立当時のメンバーは私を入れて3人。私は真ん中のポジションで、マネージャーでした。それが今、大阪事務所は約20人の所帯に育ちました。着実に関西のマーケットを切り拓いて、地力をつけてきたと思います。
振り返れば、転機となったのは事務所設立4年目のことでした。紹介をきっかけに、ある有名企業のM&A案件を手がけることになったのです。同社の事業の一部を海外の企業に売却するというクロスボーダー案件だったのですが、スキームそのものがかなり複雑だったこともあり、東京のメンバーと協業しながら事務所全員が持てる専門性をフルに発揮し、私も海外出張をしながら取り組みました。途中にはクライアントと激しいやりとりを重ねるような局面もあったものの、プロジェクトは無事にクローズ。クライアントの望んだ形で事業の売却に成功したのです。

難しいプロジェクトだっただけに、クライアントは大変に喜んでくださり、大きな信頼をいただくことができました。同社からは、その後、継続的に提案機会を頂けるようになり今につながる基盤を築くことができました。
私自身にとっても、難しい案件を無事に成功させたことは、自信を得ることにつながりました。大阪事務所にとっても、私のキャリアにとっても、忘れられないプロジェクトです。

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“クライアントに寄りそう”をモットーに

2019年に大阪事務所の責任者に就任しました。立ち上げの時から関わってきたこともあり、感慨はひとしおです。責任者の業務は、一言で言えば事務所の統括。収益に対する責任からメンバーの管理、新しい人材の採用・育成と、事務所を運営していくすべてが私の責任となります。
現在、特に力を入れているのは、関西マーケットでの営業基盤をより強固なものにしていくことです。KPMGグループ各社ともコラボレーションしながらマーケティング活動を実施しています。関西でのビジネスの特長として感じるのは、いったん信頼関係を築くと、先方もそのつながりを非常に大切にしてくれるということです。KPMG FASの強みとするグローバルネットワークを活用したアドバイザリーサービスを提供すると「わざわざ自分たちのためにそこまでしてくれるのですか」と大変喜んでくださり、信頼を深めてくださいます。関西は、関東に比べてよりウェットな印象ですね。その思いに、私たちもさらにしっかり寄り添うことで応えていかなくてはなりません。

私がずっと変わらずに思っているのは、クライアントに寄りそう、ということです。クライアントと一緒になって、心を一つにし、ディールを進めてクローズへと持って行く。そして、ご満足いただく。その過程を通じて常にクライアント第一を心がけ、クライアントの満足度を最大化するために力を尽くすという姿勢は、私たちが何よりも大切にすべきことです。そうした姿勢を貫くことで、関西の市場にさらに深く入り込んでいきたいと思います。

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さらに専門性を磨いていきたい

クライアントにとってM&Aは非日常ともいえる大きな出来事です。時に社運がかかることも珍しくありません。支援を行う私たちには大きな責任があり、その責任を果たすには、高い専門性が必要です。これからも常に自分を磨き、専門性を高める努力を怠らないようにしたいと思います。
私は、結婚しても子供が生まれても、働き続けることが当たり前と思って、ここまでやってきました。大阪事務所を立ち上げた頃に比べれば、この業界で活躍する女性もずいぶんと増えましたし、クライアントの側でも女性が増えています。女性が活躍する場はずいぶん広がりました。さらに多くの女性の方がここで輝いてくれることを願っています。

※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。