社員インタビュー

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KPMG FAS

物事を深く突き詰めることが高い評価につながる世界。

六田 康裕Kosuke Rokuta

ディレクター Strategy & Integration
2016年入社

大学院修了後、2010年に戦略系コンサルティングファームに入社。様々な業界のクライアントに向けた事業ポートフォリオ再構築や新興国参入戦略構築、ビジネスデューデリジェンス等のコンサルテーションで実績を重ねる。2016年、30歳の節目を前に転職を決意し、KPMG FASに入社。

コンサルタントとしてのあるべき姿を学ぶ

もともと腰を据えて熟考を重ねるということが好きで、コンサルタントは、そんな自分の特性を活かせるのではないかと考えて選んだ職業です。文系・理系や専攻といったバックグラウンドにとらわれず、実力だけが問われるという点も魅力に感じました。そこで新卒で入社したのが戦略系のコンサルティングファームでした。
その後転職を決意したのは、入社6年目のことです。と言っても、特に仕事や会社に不満があったわけではなく、当時30歳という節目の年齢に加え、6年だと小学生なら卒業を迎える頃なのでそろそろ環境を変えてみよう、との思いが動機となりました。そのタイミングで縁あって出会ったのが、KPMG FASだったのです。
前職の6年間で得たものとして大きかったのは、コンサルタントとしての「プロフェッショナリズム」です。納得のいくまで、時には自らを追い込みながらも逃げずに思考を重ねる姿勢は、自分の武器ととらえています。ロジカルシンキング、コミュニケーション力、提案力といった基本的なスキルに加え、クライアントの期待値を敏感に察する感覚、質問の真意を測る力、クイックレスポンスを可能にする反射神経など、いわゆる“コンサルっぽい”といわれる要素を磨くことができました。しかしそれ以上に、「プロとしてあるべき姿勢」を若いうちから叩き込んでもらったことには、今でも感謝しています。

KPMG FAS

アナロジーが力を発揮する

KPMG FASに入社後すぐは戦略系コンサルタントとして、商社の事業ポートフォリオ見直し、小売業のIT戦略、RPA関連の事業機会の探索など、継続し幅広い企業に対し一貫して戦略策定に携わりました。入社3年目頃からはゼネコンやインフラ、エネルギーといった「重厚長大」な業界に軸足を置きながら、ビジネスデューデリジェンス、新興国での市場機会調査、カーボンニュートラル導入戦略などにも関わりました。
未知の業界・テーマについては、ビジネスのメカニズムなどを理解するところからのスタートとなります。ですが、学びを重ねることによって過去の経験と思わぬところで統合されて一気に理解が進むことも珍しくありません。アナロジー思考が力を発揮するのは、この業界の特質の一つだと思います。物事を突き詰めて考えることが評価につながる世界ですから、常に深く学ぶことを心がけています。クライアントから質問される前にしっかりと知識・情報を得て、議論の場では「持ち帰って調べます」ではなくその場で確実に答えを返せるよう、準備を怠らないようにしています。それがコンサルタントとしての私の矜持です。

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互いをリスペクトする文化の心地よさ

前職で働いていた頃には、実はKPMG FASのことはほとんど知りませんでした。転職の際も特に何らかのイメージを抱いて入社したわけではありません。そんな状態で会社の扉を開けて感じたことは、ジェントルな人たちばかりだということでした。コンサルティング業界は熱血タイプの人が多い印象ですが、当社の人たちは物腰が柔らかく、決して声を荒らげたりもせず、スマートに仕事をこなしているという印象です。
その理由は徐々に腹落ちしてきていて、要するにKPMG FASにはストラテジーやファイナンス、フォレンジックなど、様々な分野のプロフェッショナルが属しており、相互にリスペクトし合いながら仕事をしているということが背景にあるからだと思います。お互いのリスペクトがあるからこそ、丁寧なコミュニケーションができるのです。もちろんそれは“ぬるさ”とはまったく違い、プロフェッショナルとしての厳しさ・情熱があることは言うまでもありません。また、コンサルタントとして物事を徹底的に考え抜くことに重きを置くプロフェッショナルばかりが揃っています。こうしたカルチャーを私は居心地が良いと感じています。
また私は普段から、効率的に仕事を終わらせることで、できるだけ多くの時間を子供と過ごすようにしています。長時間の労働ではなく、成果を出すことを特に求められるのがコンサルタントです。結果を残してさえいればワークライフバランスの充実が図りやすい仕事だとも言えますし、そういった働き方が推奨される職場環境です。

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コンサルタントとしてDay Oneから楽しんでほしい

KPMG FASは、必ずしも規模の大きくない「お互いの顔の見える」組織です。新卒採用を始めたのも近年になってからで、いたずらに採用人数の拡大を行っているわけではないので、1人ひとりに寄り添った丁寧な指導・育成ができると感じています。コンサルタントになって最初の数年は、仕事に慣れない一方で、「新卒なので・・・」といった逃げ口上はプロフェッショナルとして許されず、ベテランコンサルタント同様に深い思考を求められることから、かなりのプレッシャーを感じるかもしれません。しかし、そのプレッシャーの中でも道を究めることを楽しめる人は、必ず成長します。コンサルタントとしてのDay Oneから楽しむことを、大切にしていただきたいと思います。
私自身、戦略系コンサルタントとして多くの壁を乗り越え、クライアントの課題解決に貢献できることを楽しみながら、日々を過ごしてきました。マネージャーに昇格してからは新規案件の開拓にも取り組むようになりましたが、それも役割だからやるのではなく、楽しんでやっています。新しい案件に出会い、クライアントの悩みに耳を傾け、その解決に向けた提案が受け入れられたときの喜びは、どんなに経験を積んでも色褪せることはありません。今後もコンサルタントの仕事を続けていくと思いますが、楽しみながら自分を磨いていきたいと思っています。

※記事の記載内容は、インタビュー取材時点のものとなります。

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当社の「M&A/戦略コンサルタント」は、M&Aのすべての段階において、クライアントに専門的なアドバイザリーサービスを提供しますが、それぞれのM&A/戦略コンサルタントごとに、例えば業界であったり、ある特定のプロセスであったりと、自分の専門とする分野が異なります。
そして実際の案件においては、チームを編成し、そのチームにアサインされたそれぞれのM&A/戦略コンサルタントが得意とする分野や業務を担当してプロジェクトに臨みます。